宮大工の棟梁が語る、現代では不可能な建物3選【モノシリーのとっておき】
「モノシリーのとっておき」(17/12/01放送)に世界最古の企業である金剛組の棟梁・木内繁男さんが出演し、現代では不可能な建造物を紹介した!
金剛組とは
世界最古の企業と言われている、宮大工の企業です。
歴史的重要建造物の修復を行っています。
修復する際には、その当時の道具を現在も使っているということです。もちろん釘も使っていません。
社史
578年……聖徳太子によって百済から招かれた金剛重光が社長に就任。四天王寺を建設。
1576年……織田信長のせいで四天王寺焼失
1597年……四天王寺四天王寺再建を豊臣秀吉より受注
1614年……大坂冬の陣で四天王寺また焼失
1671年……四天王寺再建を徳川家康より受注
現代では不可能な建物
金剛組の棟梁である木内繁男さんが、どうやって創ったのかわからないという建物を紹介します。
三徳山三佛寺・投入堂(鳥取県)
断崖絶壁に建てられた建物です。誰が作ったのか分かっておらず、念力で投げ入れたという説もあるそうです。
不可能ポイント
・断崖絶壁にも関わらず、建物の水平が取れている
日光東照宮(栃木県)
広大な敷地に55棟の建造物が建っています。
不可能ポイント
・たったの17ヶ月で建造されており、そんな短期間で作るのは不可能
・もしも17ヶ月で建造するなら、1000人の宮大工が必要
東大寺正倉院(奈良県)
実際に再現しようとしたが、不可能だったそうです。
不可能ポイント
・長さ10mの木材を均等に8等分しており、機械が無い時代ではほぼ奇跡のような技術
・少しずつ木材をずらしてあり、雨が下の木材に当たらない仕組みになっている
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