ネタバレ!滝川がカザマ商事にこだわる理由と本当の黒幕【ノーサイドゲーム】

2019年7月30日

池井戸潤原作の日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」で滝川桂一郎(上川隆也)がカザマ商事買収にこだわっている理由を、原作のネタバレを元にまとめました。

 

 

 

目次

滝川桂一郎(上川隆也)がカザマ商事買収にこだわる理由

池井戸潤さんの書き下ろし小説を大泉洋さん主演でドラマ化した「ノーサイド・ゲーム」

「ノーサイド・ゲーム」はラグビー部ないし ラグビー界の改革 という一面と、トキワ自動車内で勃発した カザマ商事買収 に関わる一面との二つのメインストーリーが同時展開しています。

そもそも、トキワ自動車の経営戦略室という出世コースに乗っていた君嶋が、ラグビー部のGMへと左遷されたのは、このカザマ商事買収を採算が合わないという正当な理由で阻止したことがきっかけでした。

では、思慮深く冷静な滝川がカザマ商事の買収にこだわった理由はなんなのか、原作のネタバレを元にまとめました。

滝川と風間有也の関係

滝川圭一郎(上川隆也)とカザマ商事の社長・風間有也(中村芝翫)は 大学の同級生 でした。

風間有也はカザマ商事という大きな会社の御令息。お受験の結果有名私立小学校に合格し、そこからはエスカレーター式で大学までいきます。

一方の滝川は地方から出てきて、アルバイトをしながら生活をするという苦学生でした。

そんな二人は大学時代に風間の取り巻きたちと一緒に食事をしたことがあります。それは八千円もするイタリアンでした。

もちろん苦学生である当時の滝川にとっては大金です。滝川はなけ無しのバイト代を使って支払いをします。

風間は滝川を惨めな目に合わせるために、高級なイタリアンに誘ったのでした。

買収にこだわった理由

それから幾年のち、風間有也が社長を継いだはいいものの、カザマ商事は苦境に立たされます。

そんな時に、当時馬鹿にした滝川に泣きついたのです。

滝川からすれば当時の馬鹿にされた人物を見返すチャンスでもあったのです。

それが滝川がカザマ商事買収にこだわった理由でした。そして、こだわってしまったために大事な事柄を見逃してしまいます。

 

ですが!その 買収を手引きした人物 がいたのでした。風間に滝川を裏で紹介した人物がいます、その人物が黒幕です。

 

ここから先は更に確信に迫るネタバレになってしまうので興味のある人だけ読んでください。

カザマ商事買収の黒幕は?ここをクリック!

カザマ商事買収の黒幕は脇坂賢治(石川 禅)です。

脇坂は風間とは高校時代の同級生でした。ただし、脇坂は家庭の事情で大学に内部進学することができず、国立大学に進みます。

風間と脇坂は高校の同窓会で再会するのです。

その場で風間は酔っ払ってしまい、カザマ商事が白水商船の事故に致命的な原因を与えてしまったことを脇坂に話してしまいます。

それを聞いた脇坂が滝川に相談してみろと持ちかけたのです。

更に、事故の件は検査をする大学教授に金を渡してもみ消すようにとも指示を出していました。

脇坂の思惑通り、滝川は事故の隠蔽には気づかずカザマ商事買収に躍起になります。

そして、滝川がカザマ商事買収にいよいよとなったタイミングで、脇坂は白水商船の事故を風間がもみ消していた証拠を突きつけたのです。重大なことに気付けなかったことを原因に滝川は左遷され、脇坂は自分が出世街道に乗ったのでした。

ちなみに、君嶋をアストロズGMに左遷させたのも脇坂です。

脇坂は滝川にカザマ商事を買収させたかったので、カザマ商事買収に反対していた君嶋が目障りだったというわけです。

 

参考サイト⇒ネタバレあり『池井戸潤著/ノーサイド・ゲーム』のあらすじを相関図化

 

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