音楽業界のプロが選ぶ傑作カバー曲18選(動画付)【関ジャム】

「関ジャム完全燃SHOW」(18/11/11放送)で音楽業界のプロが選ぶ、これはやられたと思う傑作カバー曲が発表されたので、その理由と一緒にまとめました。

 

 

 

目次

音楽業界のプロが選ぶ傑作カバー曲

18年11月11日放送「関ジャム完全燃SHOW」で音楽業界のプロにアンケートを行い「これはやられた」と思うカバー曲を6つのジャンルに分けて紹介されたので、そのテクニックなど理由と一緒にまとめました。

(公式動画がYouTubeにアップされているものは動画も一緒にまとめてあります)

誰もが知る名曲のカバー曲

「I LOVE YOU」原曲:尾崎豊

カバー:宇多田ヒカル

原曲に寄せるパターンんお素晴らしい作品。原曲のイメージを傷つけずに誰も幻滅させないように歌うのは難しい……。まさに名人芸。(ピアニスト清塚信也)

カバー:中島美嘉

レコチョクで試聴する

中島美嘉さんは原曲から離れ新たな魅力を提示するパターンのボーカル。尾崎さんの声質とは対照的な鋭い声が魅力の中島さん。アレンジで厚みを出し、声が映える曲に生まれ変わった(ピアニスト清塚信也)

「糸」原曲:中島みゆき

カバー:Bank Band(桜井和寿)

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男性の櫻井さんに変わってもキーをほとんど変えずに優しく歌詞が入ってくるようにアレンジ。必ずしも新曲が時代を作るわけではないと示す1曲(作曲家 近谷直之)

「ロビンソン」原曲:スピッツ

カバー:ゴスペラーズ

本家とは全然違う良さが最大限に表現されている。(Little Glee Monster かれん)

5人の良さが消えないのがすごい。四つ打ちを感じさせる疾走感が好きです。(シンガーソングライター 植松陽介)

カバー:絢香

英語のような発音をする絢香節がこの世界観を生むアレンジになっている(ピアニスト清塚信也)

「歌うたいのバラッド」原曲:斉藤和義

カバー:Bank Band(桜井和寿)

レコチョクで試聴する

原曲はあまりアップダウンはなくさらっと歌ってるのに対してアレンジとテンポを変えて語りかけるように歌っている(コーラス・歌手 平間美賀)

「明日があるさ」原曲:坂本九

カバー:Re:Japan

レコチョクで試聴する

曲が進んでいく事にどんどんアレンジが変わる面白い構成。音楽史の縮図のようなカバー曲(ギタリスト 中村タイチ)

隠れた名曲のカバー曲

「また君に恋してる」原曲:ビリーバンバン

カバー:坂本冬美

原曲はもともと少し低めのキーで作った曲。それを女性曲としても少し高めのキーに設定。ハイトーンで歌い上げることでメロディーに新しい命を吹き込んだ(音楽P 太田雅友)

「 I Will Always Love You」原曲:ドリー・バートン

カバー:ホイットニー・ヒューストン

原曲はカントリーで牧歌的な雰囲気。それをホイットニーの歌でアレンジを変え世界的な名曲に生まれ変わらせた(ゴスペラーズ 安岡優)

「まちぶせ」原曲:三木聖子

カバー:石川ひとみ

レコチョクで試聴する

原曲よりキーを高くしたり音の切り方にメリハリを付け、アイドルっぽさを出している。(ピアニスト清塚信也)

 

インスト曲のカバー曲

組曲「惑星」より「木製」作曲:グスターヴ・ホルスト

カバー:平原綾香

レコチョクで試聴する

クラシックをカバーすると多くがオペラベースになってしまう。この楽曲はポップスになりながらもダイナミックスも反映できているところが凄い(ギタリスト 中村タイチ)

 

洋楽の日本語カバー曲

「Livin’ La Vida Loca」原曲:リッキー・マーティン

カバー:「GOLDFINGER ’99」郷ひろみ

サビのフレーズの「A CHICHI A CHI」は郷ひろみさんが考案した原曲にない歌詞。郷さんの歌唱力やパフォーマンスがあって本家に負けない存在感を出した(コーラス 今井マサキ)

「Daydream Believer」原曲:The Monkees 

カバー:ザ・タイマーズ

レコチョクで試聴する

原曲を知っていなくても日本中が知っているカバー曲。とにかく訳詞が凄い。忠実ではないが、若者のリアルな不安や夢が描かれていて共感を呼ぶ(ゴスペラーズ 酒井雄三)

 

セルフカバー曲

「夜空ノムコウ」SMAP

セルフカバー:スガシカオ

レコチョクで試聴する

テンポが少し遅くなって歌詞がより伝わりやすくなっている。シンプルなコード進行で楽曲の思いが強調されている(バイオリニスト NAOTO)

「海の声」浦島太郎(桐谷健太)

セルフカバー:BEGIN

音階・アレンジ・ボーカル録音方法など、崩すことなくBEGINらしさがでているセルフカバー(バイオリニスト NAOTO)

「宙船(そらふね)」TOKIO

セルフカバー:中島みゆき

レコチョクで試聴する

セリフカバーの方があえてスピード感を抑えるため、ドラムのスネアを3拍目だけに入れている。(バイオリニスト NAOTO)

女性ボーカル曲の男性カバー曲

「桃色吐息」原曲:高橋真梨子

カバー:徳永英明

高音になろうとも張らずに優しいままキープするのは非常に難しい表現力やテクニックが要される。(音楽P nishi-ken)

「幸福論」原曲:椎名林檎

カバー:レキシ

原曲とは違うコード進行やリズムパターンで新しい世界観を見事に作り上げている。カバーの面白さを再認識させられた作品(風味堂 渡和久)

 

プロが選ぶ凄いカバー曲でした。

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