音楽プロデューサーが選ぶ2019年名曲ベスト10(動画付)【関ジャム】
「関ジャム完全燃SHOW」(2020/01/19放送)にて、売れっ子音楽プロデューサーであるいしわたり淳治さん、蔦谷好位置さん、mabanuaさんが2019年に活躍した歌手をランキングで発表したのでまとめました。
音楽プロデューサーが選ぶ2019年間名曲ベスト10
2020年1月19日放送「関ジャム完全燃SHOW」で毎年恒例となった、昨年に活躍したアーティストの中から音楽プロデューサーのいしわたり淳治さん、蔦谷好位置さん、mabanuaさんがすごいと思った曲年間ベスト10を発表しました。
YouTubeに公式動画があるものは貼り付けてあります。
過去の結果
⇒音楽プロデューサーが選ぶ2018年間ベスト10(動画付)【関ジャム】
⇒音楽Pが選ぶ2018上半期スゴイ曲ランキング(動画付)【関ジャム】
⇒売れっ子音楽Pが選ぶ2017年ベストソングトップ10(動画付)【関ジャム】
いしわたり淳治が選ぶ2019年間ベスト10
10位 槇原敬之「だらん」
「何度ハグしても君の両手がだらんと下がったまま」という2人の関係を象徴するワンフレーズをビシっと見つけてサラリと書くセンスが素敵です。
9位 back number「HAPPY BIRTHDAY」
自嘲気味にハッピーバスデーを言う寂しさと片想いの虚しさの1+1の足し算が3にも4にもなっている感じがします。
8位 amazarashi「未来になれなかったあの夜に」
彼は本物の詩人だなとつくづく思います。ひとつひとつの音符に丁寧に真摯に置かれている鋭い言葉を聴いているといつも日本語の可能性の向こう側を覗いているような清々しい気持ちになります。
7位 B’z「兵、走る」
「ゴールはここじゃない まだ終わりじゃない」という言葉が日本代表の姿と重なって勝つたびにこの曲がヒットチャートを駆け上がる。
6位 =LOVE「ズルいよ ズルいね」
物語を創る力、映像描写のカメラワーク、展開、言葉のセンス、たまに書き込まれる哲学的な視点。指原さんは作詞家として凄く才能があると思います。
5位 Mrs. GREEN APPLE「ロマンチシズム」
自分の胸の中にある恋心から壮大な人間賛歌まで1コーラスのわずか60秒で一気に駆け上がる。その急展開に違和感がないのが凄い。
4位 RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」
この「愛にできることはまだあるかい」というフレーズが「今でも愛しているよ」という表現では凡庸な歌になっていたと思います。 同じ意味であっても言葉の角度を変えて耳新しさを出す天才です
3位 菅田将暉「キスだけで feat. あいみょん」
ここまで恋愛にしっかり寄せたデュエット曲は最近はなかったのではないでしょうか。歌の中の2人の関係性がとても切なく、これまでにまだ名前の付いていなかった恋愛模様が描かれている気がします
2位 忘れらんねえよ「だっせー恋ばっかしやがって」
痛快なメロディーと痛烈なフレーズが頭の先から心を貫くように突き刺さって明日の支えになる。そんなイメージがしました。
1位 milet「us」
彼女の歌う日本語は特徴的で聴いた時の言葉の意味が薄くて言葉が音として存在している感じです。
蔦谷好位置が選ぶ2019年間ベスト10
10位 YOSHI「RIDING ON TIME」
洋楽的なフロウや歌の節回しをしている日本のアーティストはたくさんいますが、ここまで上手い人はなかなか聴いたことがなく、これはリアルタイムでこういう音楽を聴いてそだった人にしかできないと思います
9位 iri「東へ西へ」
この作品には実力のある様々なアーティストが参加して素晴らしい仕上がりでしたが、その中でもiriによるカバーはとても異彩をはなっていました。彼女のとても低く艶のある声がこの曲にピッタリ。
8位 緑黄色者会「sabotage」
高いポップセンスで以前から注目されていましたが、この曲でバンドとして大きく突き抜けたと思います。
7位 Omoinotake「Blanco」
ストリートライブから話題が広がったバンドですが、サウンドメイキングセンスが非凡です。
6位 宮本浩次「Do you remember?」
説明無用のボーカリスト宮本さんと、パンク界の行ける伝説横山健さんがコラボするとこんなものが出来上がるのかと。聴きながら笑い泣きするような感情が湧いてくる楽曲です。
5位 宇多田ヒカル&Skrillex「Face My Fears」
2019年は海外ドッププロデューサーやアーティストとコラボする日本人アーティストが多かったですが、その中でも傑出した作品でした。
4位 milet「inside you」
日本語でこの声で歌える女性ボーカリストをずっと待ち望んでいました。独特な低域とハスキーな要素を持った声でやや英語よりの日本語の発音が不思議な響きをしていてずっと聴いていたくなります。
3位 君島大空「遠視のコントラルト」
車のラジオから流れた瞬間に鷲掴みにされ、歌いだしから最後まで路肩に停めて聴いてしまいました
2位 長谷川白紙「あなただけ」
才能を持った若い世代が非常に多いですが、その中でも飛び抜けた才能を爆発させているのが長谷川白紙です
1位 Offcial髭男dism「Pretender」
2019年の邦楽を語る上で絶対に外せない1曲です。JPOPのヒット要素がこれでもかと詰まっていながら、全くテクニック的に聴こえず、ただただ素晴らしいメロディーと歌詞に心奪われていく時間がすぎていきます。
mabanuaが選ぶ2019年間ベスト10
10位 Samm Henshaw「Church ft. EARTHGANG」
厚みのあるブラスアレンジが特徴で、昨今のHipHopには少ないポジティブなメッセージ性が魅力的です。
9位 SIRUP「Pool」
90年代に流行ったアシッドジャズと今のシティポップをミックスさせたサウンドでメジャーシーンにいち早く取り入れたのが彼。
8位 DYGL「A Paper Dream」
初めて聴いた時木々リスのバンドだと思ったら日本人のバンドだった。ネイティブ並のイギリス訛りで歌っているのが新鮮。
7位 BLACKPINK「Kill This Love」
イントロ後歌が始まると思ったら別の曲のようになったりする構成が凄い。3曲くらいに分けて別の曲にしてもいいくらい。
6位 Maroon5「Memories」
長年暗くを共にしてきた亡きマネージャーに捧げた曲で、その想いが伝わってきます。
5位 サカナクション「忘れられないの」
突き詰めたシティポップ感や寝られたミキシングも凄いですが、何より草刈さんのベースソロが素晴らしいです。
4位 長谷川白紙「あなただけ」
音大生らしく音楽の知識がないと作れないだろうコード進行を用いる反面、その知識が故の音楽が固くなる訳でもない。知識と柔軟性を兼ね備えた天才。
3位 Offcial髭男dism「宿命」
音程が上にいった時の「ここまでかな?」とおもったらさらに上にいく感じののびやかなハイトーンが気持ちいい曲です。
2位 Billie Eilish「bad guy」
激しい低音に締め付けられているような音像。そして今までにない篭ったような囁きボイス。オリジナリティあふれる不思議なサウンドにも注目。
1位 RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」
この曲のサビは上から降りてくるコード進行です。映画「天気の子」の主題歌ということもあり、地上と空にリンクさせているのかと思いました。
以上が音楽プロデューサーが選んだ2019年のすごい曲でした!
被ったアーティストは「RADWIMPS」「長谷川白紙」「milet」「Offcial髭男dism」でした!
今後も注目していきましょう!
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