又吉直樹ら人気作家が選ぶ子供達に読んでもらいたい本【タイプライターズ】
「タイプライターズ」(2020/05/02放送)で芥川賞作家である又吉直樹・羽田圭介とジャニーズ初の作家加藤シゲアキが自粛期間の今だからこそ子供達に読んで欲しい本をプレゼンしたのでまとめました。
今、子供たちに読んでほしい一冊
2020年5月2日放送「タイプライターズ~物書きの世界~」でレギュラー・準レギュラーである又吉直樹さん、加藤シゲアキさん、羽田圭介さんが今だからこそ子供達に読んで欲しい一冊を紹介しました。
又吉直樹が子供たちに読んで欲しい一冊
「月の砂漠をさばさばと」著 北村薫/絵 おーなり由子
9歳のさきちゃんと物書きのお母さんの日常生活を描いた全12話の短編集
さきちゃんとお母さんの心温まるやり取りが、読んでいてワクワクしてさきちゃんのファンになってくる作品。 おーなり由子さんの絵も可愛いくてオススメ。
加藤シゲアキが子供たちに読んで欲しい本
「映画の見方がわかる本 『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで」著 町山智浩
1960年代後半から70年代の名作映画をわかりやすく解説した一冊
作者の町山智浩さんが映画監督のインタビューや資料を集めて、難しい映画の見方を証拠をつけながら解説してくれる本。 この本を読むことで映画を2時間楽しめますし、読後に再度映画を見直すと違った視点で楽しめます。 過去の名作映画を今観たいという人はこの本の中に描かれている作品から読んで見て欲しいとのことです。
「映画は父を殺すためにある」著 島田裕巳
映画作品に込められたメッセージを宗教学の目線から解説した一冊。
タイトルはスターウォーズに関連していて、映画とは通過儀礼的なものを描いているという観点からわかりやすく解説してくれています。 中学、高校くらいで出会っていたらなぁと思える一冊です。
中村文則が子供たちに読んで欲しい一冊
「グリム童話集」
ドイツ各地に伝えられた童話をグリム兄弟が編集した童話集。「白雪姫」「シンデレラ」などが有名。
本来は読むよりも、新しい物語を作って欲しいということでしたが、あえていうならグリム童話を挙げられました。 日本の童話は勧善懲悪なものが多いですが、海外の人たちが読んでいる童話触れて欲しい。 そして、親子で読んでどのようにアレンジするかというのを考えながら楽しんでほしいとのことです。
羽田圭介が子供たちに読んで欲しい一冊
「私に付け足されるもの」著 長嶋有
2002年「猛スピードで母は」で芥川賞受賞した長嶋有が贈る全12話の短編集
短編集ということもあり、小説が苦手な人でも読みやすい作品。 相手に正確に物事を伝える大切さを感じられる小説で、子供達に伝えたいこと、ということです。小説にしか出来ない表現方法を学んで欲しい。
人気作家が今だからこそ読んで欲しい本を、是非手に取ってみてください。