
「月曜から夜ふかし」(17/09/11放送)でコミックマーケット(コミケ)を取材。そこで、手を上げながら移動している人たちを見て「なんで?」とマツコデラックスさんが疑問を呈していたので、調べてみました。
月曜から夜ふかしとは
関ジャニ∞村上信五とマツコ・デラックスがお送りする「月曜から夜ふかし」
この番組は、世間で話題となっている様々な件に対して
ちょっとだけ首を突っ込んだり 突っ込まなかったりする番組です(番組HPより)
コミックマーケット
3日間ののべ動員数50万人以上
経済効果180億円
などなど、日本最大級のイベントです。
コミケマナー
「月曜から夜ふかし」が取材したさい、手をあげながら列を作って移動するというルールを紹介。
その理由を「割り込み防止のため」と紹介しました。
ちなみに、列を作っているとき、手をあげながら歩かないと白い目で見られるとか……。
動画
始発ダッシュの措置がありました。
ダッシュで出てきて食い止められて、ちゃんと挙手してスタッフさんについていく・・・。 pic.twitter.com/BG0Hkwi4XD
— 空架 (@kuhka48) 2017年8月10日
こちらの動画では見づらいですが、手を上げながら移動しています。
マツコの疑問
「なんで手をあげることが割り込み防止になるのぉぉぉぉ?!」
ということなので、調べてみました。
手をあげながら移動する理由
手をあげながら移動する理由は「遠くからでも見える」「列の移動がわかりやすい」のふたつです!
遠くからでも見える
一般的に「手を上げて歩く」として思い浮かべるのは、横断歩道を歩くときですよね!
これは、遠くからでもよく見えるようにという意味を持っています。
そして、コミケのルールでも同じです。
列の動きがわかる
日本マナー・プロコトール協会のHPでマナーの一例として、コミケが取り上げられています。
そのページはこちらです。
日本マナー・プロコトール協会によると
たいへん多くの人が来場するので、当然、会場に入るためには気の遠くなるような長蛇の列ができます。それにも関わらず列はびっくりする整然としていて、しかも移動する列の人達は手を上げながらゆっくり歩くそうです。その理由は、周囲の人にも、列の動きがわかるようにするためだそうです。
と、素晴らしきマナーの一例として紹介されていました。
マツコの疑問解消
手をあげながら移動する理由がわかったところですが、
マツコさんの疑問「手をあげることが割り込み防止になるのはなんで?」という疑問の解消にはなっていません。
ここから掘り下げていきます。
そもそも、割り込みはしない!
そもそものルールとして、『割り込みは禁止』です!
これは、コミケに限らず、日本人ならわかるマナーですよね。
特にコミケに集まる人たちは、その性質上からかこのようなマナーに厳しいです!
つまり、コミケにくる人たちは前提として『割り込みをしない』のです。
ですが、コミケはのべ50万人が一箇所に集まる大イベント。
人が溢れており、きせずして、意図せずに割り込みをしてしまうという可能性があります。
そこで手をあげることで、遠くからでもわかるように、『ここは列ができています』と提示することで、割り込みという偶然を防いでいるわけです。
結論
つまり、手を上げながら列をつくることは「割り込み防止」ですが、
正確には「誤って列に入ってしまう人を防ぐ」ということです。
前提として「割り込まない」というマナーがあるからこそのルールというわけですね!
あとは、ここは「列なんだぞ」という牽制の意味もあるかもしれません。
以上、マツコさんへの疑問解消でした。