【2017年衆院選】池上vs小泉進次郎のやり取り書き起こし

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2017年衆議院選挙特番での池上彰さんと小泉進次郎さんのやり取りを書きおこしました。

 

 

池上彰vs小泉進次郎

2017年衆議院選挙特番での、池上彰さんと小泉進次郎さんとのやり取りを書きおこしました。

選挙活動中でのインタビュー

選挙活動中、演説終わりの一息ついている時間帯のインタビューです。

 

池上さん

「こうやって全国を回っていると、自動販売機の前でコーヒー飲んでっていうのは一息つくっていう感じなんですか?」

小泉進次郎さん

「毎回、自販機の前でコーヒー飲むわけじゃないですけどね(笑)ただ、なんか一日終わって、夜ご飯食べて今の時間は、選挙中唯一、次の演説を考えなくて良い時間なんです」

池上さん

「なるほど」

小泉進次郎さん

「選挙中は次の演説、次の演説と、フル回転ですから」

池上さん

「とりあえず、いまホッとして」

小泉進次郎さん

「いま、オフですね」

池上さん

「政治家って政策を考えたり、どうやって実現するかとか色々考えなくちゃいけないですよね。ひたすら選挙運動をやっていて虚しくないですか?」

小泉進次郎さん

「まあ、一年中やってるわけじゃないですからね。選挙っていうのは、やっぱり、僕らにとっては生き死にですから。凄く大切なものですよ。だって皆さんが投票してくれなかったら、仕事が出来ないわけですから」

池上さん

「それでいうとね、マックスウェーバーに「職業としての政治」っていう本がありますよね。読まれました?」

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小泉進次郎さん

「僕は、あの中身は共感する部分がいっぱいあるんですけど、タイトルは同意できませんね」

池上さん

「ほう、なぜ?」

小泉進次郎さん

「政治は職業だと思わないからです。生き方です。こうやって自販機の前でコーヒー買ったり、コンビニ行ったり、そういったこと含めて、一挙手一投足全てを見られ、判断される。それが政治の世界ですから。 マックス・ヴェーバーには申し訳ないですが、政治は職業じゃないよと僕は言いたいですね」

池上さん

「でも、こうやって長くやってると駆け引きを知ってきたでしょ?」

小泉進次郎さん

「知らざる得ない」

池上さん

「自分が汚れちまったなって思うことないですか?」

小泉進次郎さん

「元々そんなに綺麗じゃない。そういうイメージを作られてしまっているだけで、そんなんじゃないですよ。駆け引きの無い世界なんて無いですからね。政治家の世界の中では駆け引きがないと出来ないことはあるし。一方で純粋なまっすぐな思いが人の気持ちを動かすのも事実。どっちかだけじゃないです」

池上さん

「でも、段々政治家の顔になってるようにみえる」

小泉進次郎さん

「ははは(笑)西川さん(元農林水産大臣、西川公也)に似てきたねって言われるんですよ」

池上さん

「それはどういう意味ですか?」

小泉進次郎さん

「先輩たちと一緒に仕事をする中で、政治の中で必要な、様々な。ときには馬鹿にならなくてはいけない。そういう仕事は必要ですね。特にいまの世界を見てみれば、トランプ、プーチン、習近平、金正恩、どう考えたって綺麗事だけじゃ生き残れないでしょ。そういう世界で、今の日本は、自分たちの生存をかけて生き抜いていかなくてはいけないと考えたら、必要な能力をつけないといけないと思いますよね」

池上さん

「そういう政治家の色々なところが、顔に段々出てくる」

小泉進次郎さん

「悪くなってきましたか?(にっこり)」

池上さん

「そこまではっきりと言いませんが……(笑)だいぶ変わってきたなと思いますね」

小泉進次郎さん

「国民の皆様に忘れちゃいけないものを忘れてなくて、獲得しなくちゃいけないことを獲得している政治家になってきたなと思われるようにやっていかなくてはならいですね」

池上さん

「たくみに逃げますねえ」

小泉進次郎さん

「逃げてないですよ」

池上さん

「たくみに説明しますねえ」

小泉進次郎さん

「池上さんに選挙のときに鍛えられて、ヒリヒリしますしね。池上さんとやってて初めて生まれる言葉もあるんです。毎回勉強になります」

池上さん

「政治家とジャーナリストがそれぞれ批判しあって、切磋琢磨していくということなんでしょうね」

小泉進次郎さん

「ジャーナリズムの世界と政治家の世界というのは、本当に問うべき問題がいっぱいあると思うんですよね。報じてもらいたいことがなかなか報じてもらえないのは、政治の世界では仕方のないことかもしれないけど、どうやったら伝えられるのか。どうやったら届けられるのか。トランプがTwitterやったりリアルニュースやったり、色々、考えさせられますね」

池上さん

「報道が何をやるべきなのかというのも、問われているわけで。政治家とジャーナリズムの健全な対立構造があってこそ、民主主義は維持されるんだ、と」

小泉進次郎さん

「いや、そのとおり!良い緊張関係がないといけませんね」

 

当選確実となったときの中継インタビュー

小泉進次郎さんが当選確実となった際のスタジオと現場での中継です。

池上さん

「当選確実ということで、おめでとうございます」

小泉進次郎さん

「ありがとうございます」

池上さん

「今回、全国を回り、自分の選挙区に足を踏み入れることが出来なかった、そのことに苛立ち、焦りはあったんですか?」

小泉進次郎さん

「可能だったら、ずっと地元、横須賀三浦にいたいですね」

池上さん

「それなのに、なんでこんなに人寄せパンダに使われるんだという思いはあったでしょ?」

小泉進次郎さん

「まあ、パンダだったら客は呼べないより呼んだ方が良いから、そこはしっかりと、シャンシャン(上ののパンダ)に負けずに、役割をはたします」

池上さん

「こうやって『シャン』と答える」

小泉進次郎さん

「ここで、『シャンシャン』と終わらせないでくださいよ(ニヤリ)」

池上さん

「それにしても、安倍さんは今回の選挙の大義として、『消費税の値上げを子育て少子化対策にあてるよ』それと『北朝鮮の脅威』この二つが選挙の大義としてあげてました。ですが、小泉進次郎さんをはじめ自民党の演説ではこの点に触れていなかったように思われるますが?」

小泉進次郎さん

「私の場合、選挙のときは自分の言いたいことを言ってますので、アベノミクスに関して、あんまり言いませんしね。そこのスタイルは変わってないです」

池上さん

「アベノミクスについて言いたくないということは、評価していないということですか?」

小泉進次郎さん

「いや、今からしなくてはいけないのは、次の時代のことを考えて、ポスト平成そしてポストアベノミクス、ポスト東京オリンピックパラリンピック、ここを見据えてやらなくてはいけないというのは、私の世代としては当たり前ではないでしょうか」

池上さん

「特に安倍さんは、国難突破の選挙だと言ってます。今の日本が置かれている状況は国難だと思います?」

小泉進次郎さん

「そのネーミングについてはセンスがありますから、私ならつけないなと思います」

池上さん

「安倍さんのセンスが悪いということですね」

小泉進次郎さん

「いや、センスは人それぞれです(苦笑)」

池上さん

「私のセンスに合わないということですね」

小泉進次郎さん

「それは、世代の違いもありますから」

池上さん

「ということは、国難ではない?もし、進次郎さんならどんな言い方をします?」

小泉進次郎さん

「信頼回復出来るかどうか選挙。今回の選挙の結果で、加計学園のこと含めて、全国で根深いです。不信感。このことに対して腹の底から思いを伝えて、信頼回復できたかどうか。これはあったと思います」

池上さん

「安倍さんは実績をとにかく演説するんですが、小泉さんは反省の弁から入っていく。(そんな姿勢が)したたかだなと思うんですけどね」

小泉進次郎さん

「率直に、今回野党がボタンをかけ違えていなかったら、政権交代もありえる選挙でした。一対一のガチンコになった場合、自民党は負けうる。野党がだらしないから応援する自民党ではなくて、応援したくなる自民党に変えられるか。次の任期の中でしっかりと変えていかなくてはならない」

池上さん

「自民党の中で、安倍さんに対する意見をはっきりと言えなくなる。共産党のような体質になりつつあると思うんですが。いかがですか?」

小泉進次郎さん

「自民党の中にはいろんな声がありますよ。私は言ってるけど、なかなか報じてくれないんですよ。新聞の軽減税率反対だと言ってるんですが、テレビで報じてくれないんですよ。新聞なんかほとんど報じないんですよ」

池上さん

「その件は、番組後半で報じますので、少々お待ちください」

選挙中の移動車内インタビュー

同番組が集計した「次の総理になって欲しい人ランキング」で実質1位に入った小泉進次郎に、その人気についてインタビューしました。

ランキングはこちらのページでまとめています。

次に総理になって欲しい人ランキング2017年10月集計

 

池上さん

「人寄せパンダだとは思いません?」

小泉進次郎さん

「まあ、そういう声もありますからね。動物好きだからパンダでも犬でもいいんじゃないですか?」

池上さん

「なるほど、そういう言い方をするんですね」

小泉進次郎さん

「政治家って結局使われるものですから。仮に客寄せパンダだとしても、利用価値があるということは、ありがたいことじゃないですか。まったく使われないより」

池上さん

「この前の内閣改造のときに、大臣の要請があったとか言われてますけど、実際はどうだったんですか?」

小泉進次郎さん

「これは、無いです。この世界のあるなしの話ほど、あてにならないものはないですよ。良く巷の噂でとか言うじゃないですか。あれ、巷の噂でって言ってる人が流してますからね。

 

 

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