【イワクラと吉住の番組】HUNTER×HUNTER幻の最終回内容

【イワクラと吉住の番組】(2023/11/21深夜放送)で元櫻坂46の関有美子さんの質問に冨樫先生が直筆の手紙で返答。その中で最終回に関する記述やボツになった最終回が公開されたのでまとめました。

番組名:イワクラと吉住の番組
放送日時:2023/11/21深夜
テレビ局:テレビ朝日

目次

HUNTER×HUNTER 幻の最終回内容

関有美子さんの「結末は決まっていますか?」という質問に対する冨樫先生の回答として、最終回に触れられました。

そこにはABCの3パターンの終わり方を用意しており、読者の賛否比率を想定した場合

A=賛⑧否②(無難な展開)
B=賛否が拮抗
C=賛①否⑨(冨樫先生の好み)

だそうです。

ただし、想定してあるこの3パターンのどれも選ぶ済むくらい面白い結末を考えつくのが理想であり目標とのことです。

ボツになった幻の最終回内容

上記を踏まえた上で参考までに3つのパターンから漏れたDパターンを番組内で開示されたので書き起こしました。

池のほとりで釣り竿を握り微動だにしない少女。突然竿がおおきくしなり、少女が叫ぶ。彼女の名前はギン。
ギン「来た来た来たァァ!!」
池の主を担ぎ、得意気にギンは1人の女性の前に立ち言い放つ。
ギン「約束通り主を釣ったよ!!お母さん!!」
更に女性に近づき小さな声でギンは続ける。
ギン「これでもう二度と私にハンターになれとか言わないでよ…!」
仕方なくうなずく女性。ギンは主を担ぎながら去っていく。
母親「主を釣り上げることで狩猟(ハント)に目覚めてくれると思ったんだけど…ねェ…?」
女性が隣の夫に同意を求める。
父親「島から一生出ないで店を継ぐ…。それが現在(いま)のギンの希望なんだ。尊重してやろうよ。」
女性はまだ不満気だ。
母親「まあ、途中で気が変わるかもしれないしね。全くあなたもギンも何でそんなに…ってそりゃミト大ばあばとノウコばばの血筋よねェ…。」
どうやらミトとノウコが血縁関係にない事を女性は知らないらしい。夫は静かに微笑む。
あきらめきれず、女性は続ける。
母親「でも!ゴンじいは有名なハンターだったんだし…!あの娘(コ)だっていつかきっと島を」
ギン「出ないからねッッ!!」
姿すら見えなくなった森の奥から、両親のやりとりが聞こえるはずもないのに叫び返す娘。
父親は楽しそうにつぶやく。
父親「お見通しだね。」
場面が変わり、ミトの頃から続くお店。主は綺麗にさばかれ全ての部位が下ごしらえされている。作業をしながらギンの独白。
ギン(お母さんはわかってない…)
(じぃがハンター時代の思い出を楽しそうに話す時、大ばぁばがさり気なく席を外している事。)
(ノウコばばの相槌が全て誰かからの伝聞で、ばばがじじのそばにいられなかった寂しさを控えめににじませている事。)
包丁を持つてでまな板を強くたたく。
(私はまっぴらだ!!)
(誰かの帰りを何か月も何年も心が締め付けられる想いをしながら待つのも!!自分が誰かを待たせるのも!!)
(私は…)
扉が開く音。のんびりとした穏やかな声が響く。小太りの少年が植物を抱え入ってくる。
少年「山菜とったよ~♪おおっすげ~本当に主を釣ったんだ!」「よ~し島民全員にふるまおうぜっっ」
ギン(私はずっと…ずっと一緒にいたい人と)
少年「皆の喜ぶ顔が目に浮かぶぅ♪」「さあ、始めよ~♪」
ギン(ずっと一緒にいる!!)「うんっっ!!」
満面の笑顔で料理を作る2人。島から一羽の鳥が飛び立つ。大空を鳥が舞う。鳥の下にはどこかの街。様々な人々。

誰かの息子、誰かの娘、誰かの孫が色々な場所で暮らし、誰かと笑顔を交わしている。それはあのキャラの子供や、あのキャラの孫かも知れない。

鳥が空の彼方へ飛び去る。

それを見送っている誰かの後ろ姿。

補足するとミト大ばあばは、ゴンの育ての親であるミトさんです。
そしてノウコばばというのは、ゴンが生まれ育った島で一緒に育った幼馴染の少女で、現時点の原作では名前だけ登場します。

 

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