朝ドラ【なつぞら】雪月の『開拓者の郷』(十勝バター煎餅)のモデルは?
連続テレビ小説「なつぞら」34話(19/05/09放送)の雪月新メニュー『バターせんべい』のモデルや購入方法を調べてみました。
雪月のバターせんべいのモデルは?
19年5月9日放送「なつぞら34話」で初登場した雪月のバターせんべい『開拓者の郷』のモデルを調べてみました。
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雪月のモデルは?
そもそもですが、雪月のモデルは北海道の老舗菓子屋「六花亭」です。
安田顕さんが演じている雪月の店主小畑雪之助は六花亭の創業者である小田豊四郎さんがモデルです。
小田豊四郎さんは、叔父・岡部勇吉が創業した帯広千秋庵の経営を引き継ぎ、「ひとつ鍋」「男爵」「リッチランド」「十勝日誌」などの人気商品を生み出し、日本初のホワイトチョコレートを製造・販売した人物です。
その後、1977年の札幌出店を機に、千秋庵からの独立を決め、屋号を「六花亭製菓」と改め、初代社長に就任します。
開拓者の郷(バターせんべい)のモデルは?
六花亭といえばバターサンドです。
ビスケットで、ホワイトチョコレートとレーズン、北海道産生乳100%のバターをあわせたクリームをサンドした商品です。
ですが、見た目からもわかるように、バターせんべいはバターサンドでは無いでしょう。
そもそもバターサンドは1977年に「六花亭製菓」として出発するときに新商品として開発されたものです。
つまり、 バターせんべいはバターサンド ではありません!
デザインから考えるに、リッチランドがバターせんべいのモデルだと思われます。
リッチランドはバターとチーズをたっぷり使ったサクサクとしたチーズサブレをレンガ積みのサイロにデザインしたお菓子です。
「なつぞら」のバターせんべいは、ミルクバケットのような形をしていましたが、リッチランドはセイロの形をしています。
パッケージはバターサンド?
ただしパッケージに関してはバターサンドを想像した人が多かったようです。
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雪之助(安田顕)の母親とよ(高畑淳子)の説明に出てきた依田勉三さんという十勝開拓の祖は実在の人物で、その人が作ったのが「マルセイバタ」です。バターと伸ばしません。
ただし、作中ではこのデザインが依田勉三さんが作ったものを真似たというふうにされていましたが、当時の社長曰く誰がデザインしたのかは分かっていないそうです。
ほぼ日刊イトイ新聞のインタビューで社長さんが応えていました。
ソース⇒ほぼ日インタビューのページへ
ということで、「なつぞら」に出てきた開拓者の郷(十勝バター煎餅)のモデルは、パッケージはマルセイバタ。中身はリッチランドだと思われます。
あくまでもモデルなので、実際のお菓子に忠実とは限らないですが。