失敗から学ぶ。焼き肉店を始める前に知っておくべきこと
失敗した人の体験談を聞く番組「聞いてた話と違います!」(17/07/07放送)で焼き肉店を潰してしまった店主から焼き肉店を始める前に知っておくべきことが語られました!
焼き肉店の現状
焼き肉ブームに相まって、現在焼き肉店舗は1万9000店舗。ハンバーガーショップの3倍以上
有名人も多数出展する焼き肉業界。
肉を仕入れて、実際に焼くのはお客さん。
手軽に始められそうに感じ、気軽に手を出して失敗する人が多いそうです。
失敗談
では、気軽に出店してしまった人がどうして失敗してしまったのか。
体験談を元にひも解いていきましょう。
意外にかかる出費
ダクト
店舗の規模よりも吸引力の高いダクトを使ってしまい。
夏は冷気を吸って暑く、冬はその吸引力で寒くなるそうです。
さらに、ダクトは掃除もしないと行けず、ダクト清掃は業者に以来。その費用は1年に1回。6テーブルで30万ほどになるとか。
エアコン
エアコンもダクトと同じく、お店の規模に合ったものにしないとクレームに繋がります。
火が目の前にあるので、空調設備は大切ということですね。
肉を焼くロースター
高いものだと30万くらい。
七輪でも4,5千円掛かり、七輪の場合は消耗品である。さらに炭代が高い。
肉代
カルビは商品にならない部分が6割以上あるそうです。
焼肉店が頼んでほしくない原価率の高いお肉は、これです。
部位 | 原価率 |
カルビ | 70% |
上カルビ | 64% |
上タン | 61% |
ロース | 58% |
ハラミ | 50% |
精肉卸売業者選び
焼肉店主の言い分
精肉卸売業者を選ぶのが大変だそうで、良い業者は老舗に卸していて、そこに割り込むのが一苦労。
新参者に厳しい業界だそうです。
卸売業者によっては、詐欺のようなことをする業者もある。
騙されないためには、しっかりと勉強をして良いお肉を見極められる目を持たないと、卸売業者に良いようにされてしまうようです。
精肉業者の言い分
精肉業者はキャスティングをするだけ、それをどう調理するかは焼き肉やの腕前。
たちの悪い業者は確かに存在するが、焼肉店が勉強しないからそういうことになる。
2者の言い分としては精肉業者に分があったように感じました。
ドン底経営からの脱出術
焼肉『名門』の店主がドン底経営者へ手ほどきをしていました。
保存方法
肉の解凍するときに出る水分に肉を浸さないようにする。タッパーの下に水よけを敷くなど工夫する。
冷凍焼けしないように、肉を重ねない。縦に置いて保存する。
接客
おしぼりは顔を拭く人が多いので、消毒臭を除くため一回水で絞る
お客さんは外まで見送る
お客さん目線で注文を取る
タダで出来るおもてなしはなんでもする
まとめ
以上が「聞いてた話と違います!」(17/07/07放送)で語られた内容でした。
焼肉店を開く前に見ておくと参考になったと思いますが、今回の番組を見て思ったのは、
ひとえに、勉強不足は致命的ということですね。
当たり前ですが笑